
先日、当会の50代後半の女性会員のUさんが成婚されました。でも、正直申し上げますと、ご決断の最後の最後には、少し迷われて、二度ほどお電話でじっくりとお話をさせて頂いたという経緯がありました。
ただ、そのご相談のお電話のときに、お相手の方のことで一点だけ迷っておられたことを、Uさんが話しておられるお声に、どこか甘やかさが含まれておられて、これは、背中を押させて頂いても大丈夫かも?と思ったのでした。
と言いますのは、Uさんは、当会に入会されたのが今回で3度目の方だったのです。一度は、長期の休会でしたが、二度目はきっぱりと退会の意思を述べられ、その時、私は独身証明書などのご提出書類もすべてご返却させて頂いたのでした。それから一年半くらいが過ぎて、ある日、聞き覚えのあるUさんからのお電話がありました。
「あのーまたお願いできますでしょうか・・?」という最初のお声こそ神妙でしたが、話している内に、次第にざっくばらんになって来られて、Uさんは当会をご退会後、お見合いではなく、小さな親睦パーティやカラオケなどの趣味の会で頻繁に出会いを持たれたのですが、なかなか本当にぴったりの方と出会えないでいたとのことでした。そして、「もーー、本当にお世話してくださる方たちは皆さん、希望を持たせることを言われて、今にも出会えるようなことをおっしゃるんだけど、実際はそういう訳には行かないのよねーー」と言われ、「特に、井口さんは口が上手いから(!)やっぱり、パーティよりもお見合いが一番出会える可能性が本当にあるのかなーと思って、つい電話をしてしまったんですよねー」と言われたのでした ♪
Uさんは、ご離婚される前は、事業をなさっていたご主人の経済力で本当に豊かな生活をなさっておられた方でした。今でこそ、普通の会社勤めでごく普通の暮らしをなさっているのですが、やはりお相手には、結婚するならば、普通以上の生活をごく自然に望まれていました。
そして、以前のご活動の時期にも、そんなご条件の方からプロポーズをお受けになったこともあったのですが、ご年齢の割に(?)天真爛漫な性格のせいか、一つ気になるところがあると、あっさりとお断りをなさったりしていたのでした。
最後の最後のお電話のときに、どなたも、100点の方はおられないこと、足りないところをお互いの努力で補ってゆくのが結婚生活なのだということなどを、順々とお話させて頂きました。
Uさんは、素直に、つたない私の話を聞いてくださり、そうなんですよねー、そうなのよねーという言葉を幾度か繰り返され、最後は大きく深呼吸をして、(受話器の向こうで、多分大きく背伸びもされて)一言、「決めます」と言ってくださったのでした。
・・でも、Uさんのお話からお伺いする限り、お相手の男性は、お見合いしたその日から、「S子さん(Uさんのお名前です)は本当に、僕にぴったりの方です」と言ってくださり、毎日のお電話、また、電車で2時間の距離をものともしないでUさんの家のお近くの場所でのデート、お優しい言葉と、何より間接的にお聞きしていても伝わってくる、お相手の方の誠実さに、私も、本当にこの方を逃したら、二度とUさんに合われる方は現れないだろう!と思いました。そして、経済的にも、何の心配もない、Uさんが願っておられた通りの方だったのでした。
それでも、そう、それでも、最後の決断をなさるということは、どこか、自由奔放なところのあるUさんにとっては、本当に大きな勇気をご必要とされた訳ですが、でも、つくづく私は思いました。若さが礼賛されるこの日本で、もしもお見合いの会でなければ、Uさんのご年齢で、あれほど誠実に、かつ真摯に異性から求愛されることなど、やはりとても難しいことなのではないのだろうか?と。
勿論、世間は広く、かつとても多様な訳ですから、自然な出会いであっても、信じられないような美しい恋愛は、たとえ大人の年齢であっても、幾らでも成立し得ているのだと思います。でも!やはり私は、Uさんを心から大切に思ってくださるお相手の方の誠実さと純粋な心に、また、勇気を出してそれを受け止めようとするUさんの素直なお気持ちに改めて心を打たれたのでした。
これが本当に「三度目の正直」だなーと私は思いました。でもこれで、心から安心させて頂くことができました。Uさん、離れていた時期もありましたが、長い間、本当にありがとうございました。どうぞ、本当にいついつまでもお幸せに過ごされますことを心からお祈りしております ♪