カップルが歩くとき ♪

少し前の読売新聞の夕刊に、「男性は女性の右・左、どちらに立つべき?」という記事が載っていました。

長年、カップルを誕生させる仕事をしていながら、そんなこと、考えたこともなかったことに気づきました。若い頃の自分自身のことを思い起こしても、そんなことを考えて歩いたことなどあったかなーー?という感じでした。

国際的な社交儀礼の規範は「右上位」だそうです。欧米では、女性を右に譲り、男性は左側に立つのが礼儀だそうです。ただし、路上では車道側が男性になるのは、いざというとき、身をていして女性を守るためだそうです。(頼みますね!草食系男性の方たち!)

翻って、日本では古くは「左上位」だったそうです。中国の「天子南面」という思想に基づき、君主が南を向いたときに太陽が昇る左側を上座としたためとも言われています、と書かれていました。ただ、近年は、必ずしも、左上位ではなくなってきているのは、内裏びなが、男びなが左側だったのが今は逆になっていることからも、伺えるという主旨のことが書いてありました。

つまり、欧米風になってきているということなのでしょうか?

そこで!数日後、都心のとある場所で、実際のカップルはどうなのか?と思い、交差点から数メートル離れた場所に怪しまれないように立ち、午後3時頃に45組、夜の9時半頃に55組を観察させて頂きました!

・・・結果はどうだったと思われますか?

午後の部(?)では、女性が右側(つまり、欧米風です)が23人、男性が右側が22人でした。夜の部では、女性が右側が29人 男性が右側が26人でした。すなわち合計しますと、女性が右側が52人、男性が右側が48人という訳でした。わずかに欧米風ではありますが、4人の差ということは、ほとんど同じなのだと思いました。日を変えて観察したら、逆になる可能性もあると思います。ただ、日を変えても、わずかでも女性が右側が多いとなると、やはり、その事実は事実として受け止めなければならないのだと思います(何故か急に深刻です)

また、その日観察したのは、交差点でしたが、車道の脇の道の場合はどうなのか?ということも、帰宅した夜、強く念頭に浮かんでしまったのでした。でも、そんな場所って、どこにあるのだろう?そもそも、カップルがそんなに沢山歩いていてくれるかしら?100組を観察するのに、どれだけ時間がかかることやら・・・と考えているうちに眠ってしまいましたが・・・。

翌日、思ったことは、前日、カップルだけを見ていたせいもあると思いますが、いかに二人で歩いている人が多かったか、ということでした。(勿論、実際は一人で歩いていた人のほうが何倍も多かったのですが、100組を観察するのに、さほど時間がかからなかったから、そう感じたのでした)手をつないだり、適度な距離感を持ったりしながら、楽しげに会話している若いカップルたちは、一人でさっさと歩いて行く人たちよりも、ほんの少しだけ歩く速度が遅いように感じましたが、やはり、「並んで歩くお相手がいる幸せ」の只中にいる、という気がしたのです。

そして、一組だけ、とても印象に残ったカップルは、女性が笑いながら、男性の右に行ったり、左に行ったり、子犬がじゃれるように、楽しげに歩いているカップルがいたことでした。私は数メートル離れたところから、「右か左か、どっちかにして欲しい!」とひそかに額に青筋を立てていたのですが、見知らぬその若い女性のくったくのない笑顔を、あとで本当に美しく、青春そのもののように、憧れを持って感じたのでした。今日もがんばります ♪

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